実際に自作PCを組み立てる基本の手順

フリーランスのエンジニアが日常的にパソコンを使用する場合に重要となるのが、使いやすさです。使いやすさを追求するこだわり派に最適となるのが自作PCです。自作PCとは文字通りユーザーがパーツを組み立てて作るオリジナルのパソコンのことを言います。自作は機能の選定やバージョンアップが自分の判断で自由に行えるのが大きな魅力です。

ただし、パソコンのパーツの多くは精密機械なので正しい手順を守らなくては動かすことはできません。最初に行うのはマザーボードにCPUの取り付ける作業です。言葉にすると簡単そうに思える作業ですが、取り付け位置のソケットと呼ばれる部分は接触によって不具合が生じてしまうこともあります。不用意に指で触れないように細心の注意を払うことが大切です。

CPUに続いてクーラーの装着を行います。クーラーは取り付けの有無でパソコンの動作に影響を及ぼすことはありませんが、動作によって高熱を発するCPUを冷却するための重要なパーツです。熱暴走によるCPUが破損を防ぐためにも忘れずに取り付けなくてはいけません。クーラーは冷却と空冷の2種類が用意されていて、どちらにも一長一短の特徴があります。機能性を重視するなら冷却、価格で選ぶ人は空冷が最適です。ここまでは全ての自作PCに共通する作業で、この先のメモリやHDDドライブは利用するシーンによって選び方が異なります。容量の多さは動作の快適性に影響を及ぼすため、仕事とプライベートの両方で使用する人はこの点を重視することがポイントです。